書評:20歳の自分に受けさせたい文章講義

書評

私は文章を書くことが苦手だ。

講談社BOOK倶楽部:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000025367

目的

目的は「趣味で作っている動画のナレーションを考えるスキルを上げたい」だった。ひとまずChatGPTに相談したところ、「シナリオライティングの本を読むのもいいよ!」とのことでオススメされた書籍にこの1冊が含まれていた。

印象に残った箇所

内容をいろいろ書くと長いからね。私なりに印象に残った箇所を書く。

はじめに

本書で「導入は映画の予告編。導入がつまらないと読者は文章を読まない」と書かれているのだが、それが「はじめに」で体現されていると感じた。私は続きが気になって楽しく読めた。

文章をカメラワークで考える

引きのカメラは必要。遠景の客観的なカメラで状況説明をする。たしかに様々な映画などの導入部分は引きのカメラから始まっている。映像を見るとき何も意識していなかったが、「引きのカメラで状況を説明されていた」という気づきを得ることができた。

編集の見事な映画をじっくり鑑賞する

「下手な文章術を学ぶよりも、編集の見事な映画をじっくり鑑賞するほうがよほど文章のトレーニングになる」という編集の話。映画は無駄なカットが1つもない。文章で「何を書かないか」を考えるとき、編集の見事な映画は参考になるとのこと。たしかに「すべてのカットに意味がある」を意識すると、文章の構成や編集の参考になりそう。

まとめ

「ヒロシのぼっちキャンプ」で、よく引きのカメラが使われている。その意味がわかった気がした。

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