ファシリテーションについて、めっちゃ網羅してる本だった。
日経BOOKプラスのサイト:https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/2018/9784532113988/
本書は『ファシリテーション』について幅広く網羅していて、これを読めばなんとなく優れたファシリテーションとは何かをつかめると思う。ただ、本書の内容を精度高く実践できる人って果たしてどれぐらい居るのだろうかと思った。けっこう難易度が高いぞ。
情報量が多い割に簡潔にまとまりすぎているので、なんとなくこれ1冊では足りないかも。ここから巻末のブックガイドに挙げられている書籍や、他の書籍を見て理解を深めていくのが良さそう。
それと実践が大事。
目的やきっかけ
ヒアリングしていい感じにまとめる能力を鍛えたいから。
仕事の実務っぽいことをあんまりしたくなくて、とにかく他者を経由して仕事を進めたい。他者がやったほうが速い。楽がしたい。働きたくない。そんな思いから、そういう能力を鍛えたいなと。
印象に残った箇所
内容をいろいろ書くと長いからね。私なりに印象に残った箇所を書く。
プロセスでリーダーシップを発揮する
ファシリテーターは、プロセスでリーダーシップを発揮するのであって、話し合いの結論を決定する、コンテンツのリーダーではありません。
メンバーそれぞれ自発的に発言して、有意義な会議となるように導いていくと。
ファシリテーションの四つのスキル
- 場のデザイン
- 対人関係
- 構造化
- 合意形成
これ3章から6章にかけて解説されているのでよく読んで。これがもし実践できるなら完璧よ。
一番手軽にできるファシリテーションが板書
「ちょっとホワイトボードに描いてよいですか?」と言えば、ノーという人はいません。ペンを持てばこっちのもの、その瞬間からファシリテーターになれます。
この手法、他の書籍でも見たことある。
本当の意味では「人の意見は変わらない」と思っておいたほうが無難です。
これ『折り合いをつけることが大切』という話なんだけれど、融通が利かない人の折り合いをつける難易度の高さときたらもう。
まとめ
チャーハンと唐揚げのセットを『黄金セット』と呼び続けている。これは変わらない。